今回は、ダイキンルームエアコン室外機にドレンパンヒーターを取り付ける方法を、写真を用いて説明したいと思います。
実際に取り付けてみたからこそ分かることがあるので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
据付方法
1.天板を取り外す。
左右に1本ずつあるネジを取ると、簡単に上へ持ち上げることができます。
取り外したネジは無くさないように、しっかり保管しましょう。
2.前板を取り外す。
全面に4本、右側に2本の合計6本のネジ取り外し、前板を押し上げつつ手前に引っ張ると取り外せます。
3。ファン電動機台を取り外す。
まずファンのコネクタを基板から外し、基板周りのツメに引っ掛けてある線を取り外します。
次にファンが付いてある電動機台の一番下にあるネジを外します。
そして熱交換器に引っ掛けてあるファン電動機台上部を上に持ち上げ、室外機の底に引っ掛けてあるツメを台を手前に傾けながら外します。
ファン電動機台を外す際は、くれぐれも熱交換器のフィンに傷をつけないように気をつけましょう。
4.底にドレンパンヒーター取付け用の下穴をあける。
据付説明書には下穴の位置を謳っていますが、穴をあける前に現物をあてがうことをオススメします。
現物をあてがう場合、写真の赤い矢印をしっかり合わせ、そこを基点に下穴の印をつけるといいです。
それと、Φ3㎜の穴は付属品のテクスネジであけることができるのですが、Φ4㎜の穴はキリがない場合、テクスネジであけたあとに、もう一度斜めからテクスネジをねじ込むとちょうどよくなります。
5.ドレンパンヒーターを取り付ける。
写真の赤丸の部分に付属品のネジ2本で固定し、四角の部分にはヒーターに取り付けてあるバンドを差し込みます。
6.ドレンパンヒーターの線を引き回し、コネクタを接続する。
まず線に取り付けてあるバンドを、仕切板の穴に差し込みます。
穴は仕切板のくぼみにあります。
そうしたら、線がファン側にたるまないようスリットと呼ばれる隙間にしっかり差し込み、コネクタを接続します。
7.基板のジャンパをカットする。
まず基板のカバーを外すため、ネジ1本と△マークがついてある2ヵ所のツメを外したあと、右側から持ち上げてカバーを外します。
基板に水滴や埃がかぶらない場所で作業しましょう。
そして、ニッパでジャンパ(J8)を切断します。
違うところまで切断しないよう、爆弾処理のごとく優しく作業しましょう。
カバーを取り付ける際、ネジを忘れないように。
8.ファンを取り付ける。
ここからは室外機を元通りに戻す作業です。
ファンを取り外した逆の順番で取り付けていきます。
ここで注意することは、室外機の底に固定するネジを忘れないことと、熱交換器に傷をつけないよう気をつけることです。
そして、線もたるみがないように基板周りのつめに引っ掛けていき、スリットにもしっかり通したあと、コネクタを接続します。
9.前板と天板を取り付ける。
前板を取り付ける際は、線を挟み込んでいないか確認しましょう。
ネジ穴がずれている場合があるので、1本1本仮締めしていったあとに本締めすると上手くいくと思います。
10.遮蔽板を取り付ける。
室外機背面の左下にあるネジをゆるめ、右のネジを外します。
ゆるめた左のネジに遮蔽板の左をひっかけ、右のネジを締めたあと左も締めましょう。
これで完成です。
据付説明書通り施工するとなにも問題はないのですが、細かいことを写真を用いて説明することでもっと分かりやすく伝わればいいなと思い書いてみました。
みなさんの役に立てれば幸いです。