お掃除ロボット付きエアコンの流れ
簡単にいうと、お掃除ロボットからホコリを排出して、換気ホースを通り、ホースに取り付けてある先端カバーからホコリが出るという仕組みです。
さらに、先端カバーを隠すための専用の化粧カバーが取り付けてある場合もあります。
- お掃除ロボット付きエアコンとは、エアコンのフィルターに付いたホコリを、ブラシでかき取ってダクトボックスに吸引し、集めたホコリは自動で屋外に排出するもの
- 換気ホースとは、ホコリを屋外に排出するときに通るホース
- 先端カバーとは、換気ホースの出口に取り付けるカバーで開閉するフタが付いている
- 化粧カバーとは、屋外に出るエアコンの配管、配線、ドレン、換気ホースなどをまとめてカバーで隠すもの
普通のエアコンだと、自分でフィルターを外して掃除機でホコリを吸ってゴミを捨てる手間がありますが、お掃除ロボットだとそれが不要になります。
本題の換気ホースがつまる?とは
やはり何年も使っていると、ホース内にホコリが付着していたり、先端カバーの開閉フタが固着してつまっていたり、化粧カバーにさえゴミが引っかかっていたりするケースがあります。
原因は、使用環境や施工内容でさまざまですが、少しでもつまる可能性を減らすために対策を書いていきたいと思います。
今回は化粧カバーの施工方法についてです。
化粧カバーもいろいろなメーカーがあるのですが、だいたい似た構造になっているので、今回は因幡電工の換気エアコン用ウォールコーナーを例にします。
①は、因幡電工の換気エアコン用ウォールコーナー、化粧カバーです。
②は、換気ホースに繋ぐ先端カバーです。
まず、写真にはないのですが①の化粧カバーには梯子状のカバーが付いてきます。付いたままだと先端カバーが収まらないので、取ってしまいましょう。
また、梯子部を先端カバーが出る分だけカットしてる方もいますが、そこにゴミが引っかかってしまう恐れがありますので、やはり取ってしまいましょう。
次に写真の矢印についてですが、そこには先端カバーを隠すためのキャップを取り付けられるようになっています。そのキャップは四方に向きを変えられるのでビスネジを止める穴が4つ付いています。
しかし、キャップは左右2本しか止めることができるないので、ゴミが排出される下側のビスネジの穴は取ってしまいましょう。
これも、ゴミが引っかからないための対策です。
先端カバーの位置は、キャップに当たるくらい出しましょう。
先端カバーの開閉部が、化粧カバー内まで下がっていると、これもつまる原因です。
逆に先端カバーの傘をカットしてキャップに開閉部が近すぎると、開閉部がしっかり開かず、これもつまる原因になります。
まとめ
お掃除ロボット付きエアコンを施工する際は
- 化粧カバーの梯子を取外す。
- 化粧カバーのキャップを止める以外の不要な穴は、折って取ってしまう。
- 先端カバーの位置は、キャップに当たるまで
- 先端カバーの開閉部はしっかり開くか確認
もしつまってしまっても、キャップを外して掃除機で吸ってみることで直ることもあります。
先端カバーの開閉部が固着してる場合でも、ネットやフリマアプリなど先端カバーだけ安く売り出されています。交換も誰にでもできます。
以上になりますが、この情報が誰かの役に立てれば嬉しいです。